研究課題/領域番号 |
16K02304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
平 諭一郎 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (10582819)
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研究分担者 |
薩摩 雅登 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 教授 (80272657)
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研究協力者 |
久保 仁志
桒原 寿行
西川 竜司
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 保存 / 修復 / 継承 / 特異点 / 臨界 / 同一性 / 真正性 / 完全性 / タイム・ベースド・メディア / メディア・アート / 修理 / 現代美術 / 卒業制作 / 自画像 |
研究成果の概要 |
東京藝術大学が所蔵する芸術資料のうち自画像と優秀卒業制作品から、時間を計測基準にした新たな芸術作品106点を選定。作品群の素材や構成、保存状態、再生(表示)および展示可否など詳細な調査をおこない、必要に応じて媒体移行を実施した。平成30年度には成果発表として、東京藝術大学大学美術館にて、展覧会「芸術(アート)の保存・修復 -未来への遺産」を開催。展覧会記録を含めた論考集としてカタログ『芸術の保存・修復 -未来への遺産』を発行し、研究成果を一般に公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の発表として、最先端の文化財複製(クローン文化財)や、仏像の3D原型を、模写や模造、文化財修理と同じ文脈で扱う試みを実施。東京藝術大学が収蔵する卒業制作や自画像を、芸術の保存や修復に関する視点から選定し、掛軸や木彫、ヴィデオやテレビ、デジタルメディアなど様々な媒体を用いた作品およそ90点を展覧会場に並べた。現代の芸術における保存修復をめぐる諸問題を、文化財保存の事例を参照し考察し、現代の作品実態に即した新たな文化財保存修復の分野再編を促した。
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