研究課題/領域番号 |
16K02306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
飯岡 詩朗 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (90345728)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | テレビ / ハリウッド映画 / テレビドラマ / ニュー・メディア / 間メディア性 / アメリカ / 1950年代 / カートゥーン / 映画 / ニューメディア / 芸術 / 演劇 / 批評 / 美術館 / アルフレッド・ヒッチコック / アメリカ合衆国 / パディ・チェイエフスキ― / 芸術諸学 / 映画論 / テレビ研究 / アメリカ研究 |
研究成果の概要 |
本研究は、1950年代中頃にはアメリカで国民的メディアへと成長したテレビが、どのように1940年代末以降に「ニュー・メディア」として様々な言説に登場したかを探求した。第一に、1940年代末から主にアメリカ東部において普及が進んでいったテレビ受像機が、同時代に雑誌『ニューヨーカー』でどのようにカートゥーンに描かれていたのかを明らかにした。第二に、初期の生放送のテレビドラマの製作者たちが、テレビという「ニュー・メディア」をいかにオールド・メディアと差異化していたのかを明らかにした。最後に、テレビの台頭を受けて、ハリウッド映画がいかに自らのアイデンティティを再構築しようとしたかを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、スタジオシステムが衰退する時代のハリウッド映画にとって、技術的・美学的には劣りながらも大衆性においては勝る表現媒体/メディアとして語られがちであったアメリカの黎明期のテレビに、同時代の様々な言説や映画作品の分析をとおして、新しい光をあてた点において学術的意義がある。また、本研究は古いメディアから新しいメディアへの転換期に着目しており、現代社会における新旧メディアの交代における競合や折衝、相互浸透の歴史的視座からの再考に資するという意味で社会的意義がある。
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