研究課題/領域番号 |
16K02307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
長谷川 慎 静岡大学, 教育学部, 准教授 (00466971)
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研究分担者 |
久保田 敏子 京都市立芸術大学, 日本伝統音楽研究センター, 名誉教授 (10090200)
野川 美穂子 東京藝術大学, 音楽学部, 講師 (50218294)
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研究協力者 |
芦垣 美穂
浅野 陸夫
今井 伸治
梅辻 理恵
岡村 慎太郎
菊央 雄司
菊聖 公一
菊珠 三奈子
小池 典子
戸波 有香子
飛山 百合子
中澤 眞佐
村澤 丈児
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 柳川三味線 / 水張り / 古態の楽器 / 地歌 / 箏曲 / 京都 / 三味線 / 楽器調整 / アーカイブ / 古楽器 / 三味線製作 / 芸術表現 / 邦楽 |
研究成果の概要 |
京都・柳川流地歌三味線についての研究。京都における地歌箏曲の系統は伝統的に柳川流であり、一部の実演家が使用する三味線は細棹よりも細い棹・小型胴の三味線である「柳川三味線」が用いられる。本研究は、①これまでに行われた柳川三味線について研究の再整理をし、②楽器としてみた柳川三味線、③他の地歌三味線との演奏表現の違いについての基礎研究を行い、④京都上派における地歌伝承の現況調査、⑤「水張り」による三味線の楽器調整(皮張り)の状況、⑥楽譜・音源のアーカイブを行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
京都に伝承される古式の地歌三味線である細身の三味線「柳川三味線」について、これまで津田道子による柳川三味線に関する研究書『京都の響き 柳川三味線』の他は十分な研究は行われておらず、加えて津田のまとめた内容にも疑問を感じる点がある。本研究は柳川三味線に関して文献調査、実演家と楽器製作者への聞き取り調査、古楽器を中心とした現物調査、柳川三味線の音源収集を行なった。加えて伝承者に指導を受け、柳川三味線の演奏表現について特徴の把握をこころみた。以上の研究から京都における地歌三味線として柳川三味線が一般的であった頃の楽器調整と演奏表現についての把握を行ない、今後の研究の手がかりとなる基礎研究を行なった。
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