研究課題/領域番号 |
16K02308
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
朱 宇正 名古屋大学, 人文学研究科, 助教 (40770524)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | サウンド・メディア / トーキー / 映画 / 1920年代 / 1930年代 / 日本 / 植民地朝鮮 / 言説分析 / 李弼雨 / 土橋武夫 / 帰山教正 / 純映画運動 / 媒体特殊性 / 映画批評家 / 発声映画 / 映画産業 / 朴基采 / 徐光霽 / 城戸四郎 / 映画上映 / ハリウッド / 映画批評 / ラジオ / メディア / サウンド / 東アジア / 聴衆 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本と植民地朝鮮を中心とする東アジア地域におけるサウンド・メディアの発達史を、それを巡る言説の分析を通じて再検討・構成した。1920年代から1930年代にかけて、トーキー映画を中心としたサウンド・メディアの展開が、日本と朝鮮の産業関係者と批評界の評論家たちにどういう形で論じられ、理解されていたのかを調査した。その結果、トーキーは技術的には米国から輸入されたものであっても、その実践には日本と朝鮮それぞれのローカルな産業的・文化的条件が作用していたことが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今まで技術の発達史として理解されてきたサウンド・メディアの歴史を言説の観点から理解することができる。またその言説の内容を通して、東アジアにおけるサウンド・メディアの発達が米国・日本・朝鮮・中国を巡る国際的かつローカルなレベルでの多層的な過程であったことも理解できる。
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