研究課題/領域番号 |
16K02317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
楠見 清 首都大学東京, システムデザイン学部, 准教授 (30514004)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マンガ / キャラクター / モニュメント / 大衆文化 / 公共性 / 観光資源 / 文化資源 / 震災復興 / 出版 / 地域活性化 / ツーリズム / パブリックアート / 公共芸術 / 地域振興 / アニメ / 彫刻 / 芸術政策・産業 / 公共美術 |
研究成果の概要 |
日本全国各地に設置が進むマンガ、アニメの登場人物の銅像についてフィールドワーク調査を行い、(1)公共彫刻としての社会的機能、とくに地域活性化と観光資源としての効果、(2)東日本大震災以後のアートとモニュメント、(3)キャラクター彫像以外のパブリック・アートや海外の事例との比較をテーマに研究者・識者を交えた研究フォーラムを3回開催した。成果としては『もにゅキャラ巡礼──銅像になったマンガ&アニメキャラたち』(2017年、扶桑社)を刊行し、研究フォーラムでの報告と議論は2冊の記録集にまとめたほか、雑誌寄稿18件、新聞寄稿1件等マスメディアを通じて広く社会に向けた情報発信も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では「キャラクターの銅像にみる出版文化と地域振興──マンガのパブリック・アート化と大衆コンフォーミズム」(出版学会、2014年度秋季研究会発表)で立てた仮説を、実地検分と識者との意見交換によってより具体的に検証することができた。公共芸術としての位置付けに加え、まちおこしや観光資源の観点や震災復興等の時代状況と照合することでマスメディアによる大衆文化と公共性の生成の問題を浮かび上がらせ、それを再び出版物を通じて社会に還元することができた。
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