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古典的膠を用いた技法研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K02321
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 芸術一般
研究機関愛知県立芸術大学

研究代表者

吉村 佳洋  愛知県立芸術大学, 美術学部, 准教授 (10336670)

研究分担者 北田 克己  愛知県立芸術大学, 美術学部, 教授 (50242251)
岡田 眞治  愛知県立芸術大学, 美術学部, 教授 (60295582)
岩永 てるみ  愛知県立芸術大学, 美術学部, 准教授 (80345347)
阪野 智啓  愛知県立芸術大学, 美術学部, 准教授 (00713679)
王 培  愛知県立芸術大学, 美術学部, 非常勤講師 (00600587)
研究協力者 栁沢 優子  愛知県立芸術大学, 美術学部, 非常勤講師
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード膠 / 使用感 / 古典技法
研究成果の概要

日本画の伝統的な技法と膠の関係を、製造方法において大別される4種の膠を用い、使用感にどのような違いがあるかを美術大学の学生の感想に重点を置き実験検証を行った。
塗布実験では、現在市販されている膠に対して、古典的な製造方法で作られた膠の方が絵具の伸びや、艶が良いとの感想が多く集まった。胡粉を盛り上げて彩色する実験では、市販品の膠では丸く盛上げた胡粉の中央部分にはっきりと凹みが現れるのに対し、古典的な膠はやや凹みはあるものの画面の定着は優れているや、線状の盛上げでは剥離やひび割れが見られず綺麗な仕上がりとなったなどの感想を集積する事が出来た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現状では美術大学において絵画制作を行っている学生が、絵画に亀裂、剥離等の悪影響があることに気付いていながら、それでもなお工業用の膠で制作をする光景も見受けられる。日本画制作に占める膠の重要性は非常に高く、教育者側もそれを伝えられずにいた。今後、我々が行った膠の製造体験や絵具の塗布実験等の研究成果が、指導者や学生の膠に対する重要性の再考のきっかけとなるのではと考える

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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