研究課題/領域番号 |
16K02324
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
渋谷 哲也 東京国際大学, 国際関係学部, 教授 (90438789)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ドイツ / 映画史 / 作家映画 / ドキュメンタリー / ニューシネマ / ドイツ映画 / 作家研究 |
研究成果の概要 |
戦後ドイツにおいて独自の美学や様式を生み出した映画監督たちについて、国籍、時代、ジャンル、テーマの境界を越えて作品分析を行い、戦後ドイツという特殊な社会的かつ歴史的コンテクストの中で特徴を考察した。主にニュージャーマンシネマのファスビンダー、ストローブ=ユイレ、クルーゲ、ネストラー、「新ベルリン派」のシャーネレクを中心に取り上げた。 主に日本未公開作を中心にした映画上映、作品解説のレクチャー、観客との討論という形でイベントを行い、その成果の一部は論文等の文章として公表した。他の成果は今後文章化する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本ではまだまだ知られていないドイツ映画の重要な作品を字幕付きで上映し、その特徴的な美学やドイツ独特の歴史的・社会的背景を解説することは、映画研究の領域のみならず、国際的な文化交流としても重要な意義があったと思われる。とりわけシャーネレク監督のスタイルは現代の作家映画においてもっとも先鋭的な方法論を展開していること、またネストラー監督の社会的ドキュメンタリーは、ワイズマンやランズマンといった類似テーマを扱う監督たちとも異なる極めてユニークな折衷的な芸術的スタイルを特徴としている。こうした作家たちの探求が映画に対する新たな視野を与えてくれるはずである。、
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