研究課題/領域番号 |
16K02343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 洗足学園音楽大学 |
研究代表者 |
西川 浩平 洗足学園音楽大学, 音楽学部, 講師 (80631134)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ミャンマーの鼻笛 / ミャンマー・チン州・ガーンの人々 / マレーシア・ゴンバックの都市化 / オランアスリ・イスラムへの改宗 / ミャンマー・チン州における鼻笛文化 / ビルマ研究会 / 消えゆく伝統文化 / 鼻笛の文化情報発信 / 鼻で吹く笛、鼻笛文化 / ミャンマー、チン州ダイ族の音楽文化 / 鼻笛文化の応用的活用 / 民族音楽学 / 応用音楽学 |
研究成果の概要 |
各地域に伝承されている鼻笛文化は何れの地域においても、まさに消えゆく道をたどっており、一刻も早いその基礎的調査が求められる。これまで太平洋に接する東アジア、東南アジア、オセアニアの島々における海で繋がれた地域を中心に研究を進めてきたが、本研究ではミャンマー西部の山岳地域、チン州に伝承される鼻笛プールンの現地調査を行った。ここに伝承される鼻笛と太平洋地域のものと比較検証することによって、遠く太平洋地域とアジア内陸部における民族の移動経路の手掛かりを得ることができた。また普及活動として、継承者が伝統に誇りを持ち文化の継承に繋げていけるように、広く情報を発信する活動を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1.鼻笛文化の研究はごく限られた範囲でしか進められておらず、とくに鼻笛のみに特化した比較研究は殆ど実施されていない。太平洋地域のみならずアジア内陸部への文化の伝播経路を明らかにすることは、鼻笛文化の分布の広さだけではなく、人々の幅広い移動の経路を解き明かす資料となる。 2.鼻笛文化は何れの地域においても衰退の一途を辿っている。本研究の大きな社会的目的として、広く情報を発信し、この特異な文化を継承している人たちの誇りと励みになる活動を進める。
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