研究課題/領域番号 |
16K02348
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
北野 圭介 立命館大学, 映像学部, 教授 (60303096)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 映像 / メディア / 芸術 / 現代哲学 / 情報 / 新しい唯物論 / 哲学 / イメージ / 映画 / 技術 |
研究成果の概要 |
研究成果としては、次のような諸点から、理論的動向の整理をした。 まず、物質的な側面での映像に関わる言説や新しい思想動向における(新しい唯物論や思弁的実在論、またメディア考古学やメディア人類学などの)理論的言説においても、映像をもちいた作品実践においても、物質的な側面への注視を折り込んだものが世界各国で多くみとめられた。また、その組み立てについて歴史的経緯のなかで一定程度整理することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一見抽象的な理論化言説の動向に関わる研究であるものの、並走する、同時に芸術作品における実践的思考の調査もおこないえたがゆえに、理論化言説の整理のみならず、難解とされたり同時代芸術作品に関するマッピングについても一定程度作成することができた。 結果、国内外の代表的な研究者とその動向を整理する共同討議を著作物としてまとめ『マテリアル・セオリーズ』(人文書院、2018年)として刊行し、高い評価も受けた。さらに、日本における映像の歴史を物質性をめぐる観点から整理した論文を、フランスはポンピドーメッスで開催された現代日本芸術展「JAPANORAMA」展の図録(2017年)に発表することもできた。
|