研究課題/領域番号 |
16K02368
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
田中 尚子 愛媛大学, 法文学部, 教授 (50551016)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 学問 / 注釈 / 愛媛 / 享受 / 地方と中央 / 伊予・愛媛 / 室町 / 愛媛、伊予 / 漢籍 / 儒学者 / 江戸 / 愛媛・伊予 / 国文学 / 中世・近世 / 学問・注釈活動 |
研究成果の概要 |
愛媛(伊予)という地は近現代における漱石や子規の俳句といったところでの文学、文化は評価されるものの、それ以前の動向についてはあまり注目されずに来た。そういった伊予の文学、文芸の在り方に対し一石を投じるべく、中世から近世において伊予の地において展開された学問の有り様について、中央の文学、学問との関係性と照らし合わせつつ、明らかにしていった。 具体的には中近世期に愛媛で作成された作品の分析を、中央のテクストの享受といった観点から行った。それと同時に、研究代表者が従来取り組んできた、室町から近世における注釈・学問の研究も継続することで、研究の充実をはかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伊予(愛媛)という土地は、現在では特に松山市に関しては、正岡子規や夏目漱石などのゆかりの地として知られ、「俳都」としての認知度も高まりつつあるものの、それ以前の動向についてはあまり注目されてはこなかったように思われる。しかし現在のそういった状況に至る、前近代における文学・文化活動、学問活動の実態を解明し、その変遷の過程の道筋を明らかにしていくことは、文学研究の領域においてはもちろん、地方創生などが謳われる昨今においては社会的な面からしても重要になることは間違いない。本研究課題はそういった愛媛のそれまで看過されがちであった部分に光をあてることとなり、今後の愛媛を考える一助となるものと考える。
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