研究課題/領域番号 |
16K02379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
森田 貴之 南山大学, 人文学部, 准教授 (90611591)
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研究分担者 |
竹島 一希 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 准教授 (10733991)
蔦 清行 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (20452477)
小山 順子 京都女子大学, 文学部, 教授 (20454796)
阿尾 あすか 奈良学園大学, 人間教育学部, 准教授 (30523360)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 和漢比較文学 / 漢故事 / 中国文学 / 翻訳 / 翻案 / 日本文学 / 文献学 / 蒙求和歌 / 国文学 / 国語学 / 中世文学 |
研究成果の概要 |
日本中世の古典文学がどのように中国文学を受容をし、再構築・再生産していったのかについて、特定の原典ではなく、その原典を離れて広がっていく「故事」という単位に注目して考察を行った。日本で広く受容された漢故事を取り上げながら、韻文、散文、芸能等の諸ジャンルを越えて広がりつつ、また個別の作品で変化していく様を示した。同時に、古代、近世を視野に入れた通時的な検討を行った。その結果、かならずしも特定のテキストに依拠せずとも、共通基盤となって広がっていった漢故事受容実態を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の和漢比較文学研究の枠組みにおいては、漢籍や漢詩句のテクスト受容に研究が集中しているが、漢故事原典の形態から和歌へと、大きくパラフレーズ(変奏)された文学作品においては、テクスト間の比較による原典の探求だけでは、必ずしも有効な分析方法とはならないこともある。原典の探究の上に、個々の漢故事利用の方法を検討することにより、テクストを超えて、各文芸の基層にある「共有知」としての漢故事の世界を捉えていかなければならないことを示すことができた。
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