研究課題/領域番号 |
16K02383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
小川 豊生 摂南大学, 外国語学部, 教授 (50169190)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 書物 / 中世 / 宗教テキスト / 儀礼 / 仏教 / 神道 / 身体 / 中世神道 / 密教テキスト / 啓示 / 憑依 / 東アジア / 中世神話 / 修験 / 禅思想 / 灌頂 / 中世醍醐寺 / 三宝院流 / 瑜祇灌頂 / 神道灌頂 / 宗教文化 / 中世芸文 / 古典学 |
研究成果の概要 |
近年の中世宗教文化をめぐる研究は、未知のテキストの発掘や、それに基づく新たな研究によって飛躍的な進展を見ているといってよい。本研究は、こうした研究動向、および研究代表者自らが積み重ねてきた中世宗教文化史研究(儀礼論、身体論、文字論、書物論)に関わる成果をさらに総合的な見地から発展・深化させることをねらいとして、中世宗教芸文テキストの生成と機構、なかんずく中世社会に浸透した様々な儀礼の成り立ちと書物の生成・享受との深い関わりを総合的に解明したものである。前近代特有の書物の観念の解明は、現代文化における書物の行方をも指し示すことになるはずである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急速にデジタル化が進む現代社会において、書物文化がどのように推移するかは大きな関心を呼ぶテーマといえる。本研究を通じて解明された中世特有の書物生成のメカニズム及び儀礼や信仰の場における書物享受の実態の諸相は、こうした人類文化における書物の意義と歴史を考える際に大きな参照枠を提供するものと思われる。同時に、本研究は、神道研究や中世密教研究に新たな視座を提供するものでもある。
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