研究課題/領域番号 |
16K02400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
大木 志門 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (00726424)
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研究分担者 |
掛野 剛史 埼玉学園大学, 人間学部, 准教授 (00453465)
高橋 孝次 帝京平成大学, 現代ライフ学部, 助教 (20571623)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 日本文学 / 水上勉 / 文壇 / 戦後文学 / 自筆資料 / 原稿 / 書簡 / 出版 / 文学一般 / 日本近代文学 / 近代 / メディア / 草稿 |
研究成果の概要 |
本研究課題の成果は、純文学と大衆文学の間を越境的に活躍し、第二次世界大戦後の文壇で極めて重要な位置を占める作家・水上勉(1919-2004)の旧蔵資料を調査・分析し、その価値を明らかにしたことにある。 長野県東御市の水上勉旧宅に保管されている約5000点の自筆資料のうち、作品の原稿をはじめ、著名作家や編集者・文化人たちからの書簡や、出版資料など約1700点の資料整理・分析を行った。この結果、これまで本格的に行われていなかった水上文学についての研究はもとより、戦後の文壇の成立や、大衆小説や純文学などの文学ジャンル形成の問題を考察することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の第一の成果は、埋もれてしまう可能性があった文化的に重要なコレクションを整理・調査し、その価値を明らかにすることができたことにある。 また、その作業を通して、これまで存在の重要性が認識されていながら研究が進んでいなかった水上勉の文業の全体像を明らかにすることができた。そのことは、作家個人の研究に資するだけではなく、第二次世界大戦後のわが国の文化状況を総合的に考察するための材料を提示することになった。
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