研究課題/領域番号 |
16K02414
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
梶谷 崇 北海道科学大学, 未来デザイン学部, 教授 (10405657)
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研究分担者 |
Lee HyunJun 小樽商科大学, 言語センター, 准教授 (40708369)
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研究協力者 |
韓 然善
李 秉鎮
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 日韓文化 / 柳宗悦 / 柳兼子 / 南宮璧 / 洪蘭坡 / 村山知義 / 崔承喜 / 日韓交流 / 文化交流 / 日韓文化交流 / 戦間期 / 立原正秋 / 日韓比較文学 / 日韓比較文化 / 日本近代文学 / 廃墟派 / 比較文学 / 近代文学 |
研究成果の概要 |
研究期間中は、札幌圏の研究協力者とともに月に一度の頻度で、本研究課題に関する研究会を開催し、研究を進めた。2016年には韓国へ出張調査をし、文学館、資料館等を訪問し、20-30年代の韓国の文学者に関する情報資料収集を行なった。2019年3月に開催された日本比較文学会北海道支部研究会でシンポジウム「日韓芸術の媒介者たち」において、研究期間の成果をまとめ、柳宗悦、柳兼子、南宮璧、洪蘭坡、村山知義、崔承喜らの活動や思想について検討し、近代文化が日本と朝鮮の文化が横断的に展開されたことと、そこで彼らがその文化活動の媒介となったことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は近代日韓の芸術文化交流のあり方について、日韓双方の研究者が共同で行なった点に大きな意義があると考える。とりわけ従来型の支配ー被支配の関係性に焦点が当てられる近代日韓文化史の研究分野において、意識的にそれを超える観点から分析を行なった。 その結果、両国間を往来しながら文化活動を行なった文化人や芸術家たちの活動が、決して近代日韓の政治的関係性のみにとらわれるわけではなく、そこから脱した視点や感性を持って行われたことの一端を明らかにすることができた。研究成果は最終年度にシンポジウムで報告したが、それを受けてこの成果を発展させる形で、2019年度に全国大会でのシンポジウムが企画されている。
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