研究課題/領域番号 |
16K02416
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
|
研究機関 | 和洋女子大学 |
研究代表者 |
佐藤 勝明 和洋女子大学, 人文学部, 教授 (60255172)
|
研究分担者 |
玉城 司 清泉女子大学, 付置研究所, 客員所員 (20410441)
伊藤 善隆 立正大学, 文学部, 准教授 (30287940)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 近世俳諧 / 享保・宝暦期 / 都市系と地方系 / かるみ / 蕉風 / 都市系・地方系 |
研究成果の概要 |
本研究における大きな課題は、享保・宝暦期の俳諧作品を実際に評釈することであった。この研究期間を通して、6つの歌仙の評釈を公表することができ、この時期の俳諧が芭蕉の「かるみ」から離れていく実態を指摘した。また、俳書『東風流』を翻刻し、評釈と論考を加えた書物を刊行して、芭蕉流の継承をめざしつつも、その根幹が忘れられつつある時代的な問題を指摘した。さらに、宝永・正徳期の俳書を網羅的に調査し、「俳人大観」を作成して公表した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
享保・宝暦期の俳諧作品に関しては、従来、人的交流を把握するための材料とすることが多かったのに対し、本研究では、実際に歌仙を評釈し、そのことを通じて作品の傾向を具体的に指摘した。その結果、都市系・地方系と単純に分けるだけでは見えてこない、俳壇のさまざまな動きをとらえることができた。また、宝永・正徳期の俳書を網羅的に調査し、「俳人大観」としてその成果を公にしたことで、元禄期から享保期に至る過程の俳壇が立体的に浮かび上がることになった。
|