研究課題/領域番号 |
16K02418
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
近衞 典子 駒澤大学, 文学部, 教授 (20178297)
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研究分担者 |
清登 典子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60177954)
大石 房子 (金田房子) 清泉女子大学, 付置研究所, 客員所員 (80746462)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 上田秋成 / 俳諧 / 日本文学 / 近世 / 江戸 |
研究成果の概要 |
上田秋成は『雨月物語』などの小説作者として著名だが、若い頃より俳諧にも親しみ、「独り武者」の異名を持つ。しかし『上田秋成全集』(中央公論社)も俳諧編は未刊行で、全注釈も未だ無い。本研究は石川真弘編「上田秋成発句集」(『ビブリア』115号、2001年)を資料として秋成の全発句を探索し、さらにその全注釈を完成させることを目標とした。 本研究を通じて、『上田秋成発句集』に漏れた句を数句加えた全235句の注釈を施し、『研究成果報告書 上田秋成発句全注釈(稿)』として編集、2020年3月に実施したシンポジウムで公表、配付した。今後、修正を施した上で出版を目指している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上田秋成の俳諧については未だ全集が刊行されておらず、小説や和歌に比して基礎的調査や内容研究において未開拓の部分が多い。研究を推進する上で基礎的な資料整備が大前提であることは言うまでもないが、本研究は、研究の両輪として、秋成の俳諧の特色を知ることも重要な意義があるという立場に立ち、現在判明している秋成の全発句に対して注釈を施すことを目的とした。 その成果『研究成果報告書 上田秋成発句全注釈(稿)』は初めての秋成発句の全注釈である。またこの研究を通じて、秋成の句詠の特色や、秋成の芭蕉批判とはうらはらな芭蕉への関心などが明らかになり、今後の研究課題も明確になった。
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