研究課題/領域番号 |
16K02427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東大阪大学 |
研究代表者 |
趙 夢雲 東大阪大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80390152)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 可東みの助 / 漫画 / 上海 / 「大陸新報」 / 「改造日報」 / 在留日本人 / 引揚げ / 邦人居留民 / 留用 / 日中戦争 / 外地文学 / メディア |
研究成果の概要 |
本研究は漫画家可東みの助を研究上の座標軸として設定し、戦時上海における日中漫画家の交渉実態の解明、更に可東みの助の漫画をもって上海邦人社会の考察を試みるものである。研究成果としては、①可東みの助の上海時代の漫画作品の収集及びそれらの作品リストの作成、②可東みの助の人物像とその作品に関する論文の発表(本研究課題の周辺領域及び今後の研究課題へ発展するものを含む)、③本研究の総合的完成として単行本『上海非常時 可東己之助漫画解読』の上梓。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は漫画家可東みの助が戦時上海における活動の確認と基礎資料の構築をはじめ、文化・文芸とその周辺領域の複合研究も意識し、戦時中、日中漫画家の接触と摩擦、日本占領下の上海における日本人の文化・文芸空間に関する実態の解明を試みたものである。それは近年注目されている外地文化・文芸研究の空白を埋め、更に植民地文化研究全体の進展に寄与することにもなる。
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