研究課題/領域番号 |
16K02444
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 専修大学 (2019) 一橋大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
河野 真太郎 専修大学, 法学部, 教授 (30411101)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | イギリス文学 / ウェールズ文学 / ウェールズ英語文学 / 産業文学 / ナショナリズム / ポスト産業社会 / 英文学 / ウェールズ / 英語文学 / 20世紀 / 産業小説 |
研究成果の概要 |
ウェールズ英語文学という、日本では紹介も研究も進んでいない英語文学の作家・作品を研究し、紹介を進めることを目的とした本研究課題であったが、ルイス・ジョーンズ、エミール・ハンフリーズ、レイモンド・ウィリアムズ、レイチェル・トレザイスといった20世紀を通じた作家たちの作品についての研究を国の内外の学会で発表しつつ、ウェールズをはじめとする海外の研究者との交流と共同研究が大きく進展した。また、ウェールズ英語文学を国民に広く紹介するために、ウェールズ英語文学の短編翻訳集の企画と翻訳を進め、2020年7月に『暗い世界──ウェールズ短編集』(堀之内出版)として出版の予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウェールズ英語文学はこれまでごく一部の作家を除いては日本に紹介されてこなかった。しかし、ウェールズのイギリスの歴史と文化における意味と役割を考えるとき、これはバランスを失した状況であったと言ってよい。とりわけ、ウェールズ文学を読むこととは、イギリスの産業化の歴史とそれが生み出した文化を考えることにほかならない。そして同時に、近年活発なナショナリズムと産業社会との関係も重要であった。本研究は、そのような歴史的・文化的なパースペクティブに開きつつ、これまで十分に紹介されてこなかったウェールズ文学を本邦に紹介するという大きな意義を持っている。
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