研究課題/領域番号 |
16K02446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 愛知学院大学 (2017-2018) 信州大学 (2016) |
研究代表者 |
星 久美子 愛知学院大学, 文学部, 准教授 (20572142)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ライフ・ライティング / メタバイオグラフィー / バイオフィクション / メタバイオグラフィカル・フィクション / モダニズム / ポストモダニズム |
研究成果の概要 |
本研究は、「ライフ・ライティング」という学際的・分野横断的な枠組みの中で、従来の伝統的な伝記とは異なる「メタバイオグラフィー」を系譜的に研究することを目的として行われた。たとえば、モダニズム期に書かれた「メタバイオグラフィー」であるヴァージニア・ウルフの『フラッシュ(Flush)』(1933)やポストモダンの時代に書かれた「バイオフィクション」であるヘレン・ダンモアの『暗黒のゼナー(Zennor in Darkness)』(1994)を考察した結果、共通の特徴―「ジャンル曖昧性」、「ファクトとフィクションの融合」、「自己言及性や間テクスト性」、及び「伝記作家の主体性」など―が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、近年、注目されている「ライフ・ライティング」という学際的・分野横断的な枠組みの中で、従来の伝統的な伝記とは異なる「メタバイオグラフィー」を系譜的に研究することによって、文学研究を超える新たなアプローチを示したことである。また、「メタバイオグラフィー」や「バイオフィクション」も非常に新しいジャンルであり、それらを研究することにより文学研究においても新たな視点をもたらした。
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