研究課題/領域番号 |
16K02462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 立教大学 (2018-2022) 駒澤大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
唐澤 一友 立教大学, 文学部, 教授 (00347288)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 古英詩 / アングロ・サクソン学 / 古英語文学 / 中世英文学 / 中世英語英文学 / 格言詩 / 中世イギリス文学 / 英語史 |
研究成果の概要 |
本研究は、これまであまり詳しく研究されてこなかった古英語の格言詩 Maxims I と Maxims II についての総合的研究であり、両作品の内容、構造・構成、言語的・韻律的特徴、収録写本内における位置づけやその他の諸問題について考察を加えた。また、両作品を記録した写本に基づき、両作品のテクストを編集し、現代英語訳を作成し、詳しい注釈やグロッサリーも作成し、両作品の新たなエディションを作成した。この作業を通じ、両作品に関するこれまで解明されてこなかった様々な問題について、新たな知見を得ることが出来、それらについては、学会発表や専門誌への投稿という形で国際的に発表することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で注目した Maxims I および Maxims II はminor poems として従来あまり詳しく研究されて来ておらず、両作品とも古英語期の雑多な詩的格言を寄せ集めたものに過ぎないという評価がなされがちであったが、本研究においては、従来よく知られてこなかったこれらの作品の詳細について明らかにすることが出来、またその成果をまとめたエディションを作成した。近い将来これが出版されれば、英語圏において両作品のエディションが出るのは1世紀以上ぶりであり、古英語文学研究の分野における有意義な成果といえる。
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