研究課題/領域番号 |
16K02463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東京経済大学 |
研究代表者 |
南 隆太 東京経済大学, コミュニケーション学部, 教授 (60247575)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | シェイクスピア / アプロプリエイション / アニメ / マンガ / モバイル・ゲーム / ファンダム / 視覚文化 / パロディ / ポピュラーカルチャー / ゲーム / ポップカルチャー / ファン / 翻案 / 比較文学 / メディア間翻訳 |
研究成果の概要 |
本研究は、すでに古典として評価の固まっているイギリス文学作品が、現代においてどのように専有(appropriate)されているのかを、従来の翻訳・翻案という枠を超えて考えようとするものである。本研究では、シェイクスピアの作品の要素自体が、マンガやアニメ、スマホやコンピュータ・ゲームの中で利用される過程で、データベース消費の中に組み込まれ、作品が様々な要素に腑分けされ、改めて現代のデータベース消費の要素と同じレベルで利用される様子を、製作者の視点とファンの受容のあり方とを合わせて考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シェイクスピアのようなイギリス文学作品が現代の日本あるいは非英語圏でどのように受容され、また利用されているのかについては、従来の作品研究や翻案研究では十分に理解はできない。特に過去10年ほどの間にシェイクスピアの作品あるいは作家自体が、アニメやマンガあるいはスマホゲームで活用・流用・言及されているありかたは、いわゆる古典作品というものに対する考え方自体を問い直すとともに、文学における「古典」という概念自体の再考を促すものである。さらに本研究成果は、英文学教育の在り方自体の変質をも求めうる可能性がある。
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