研究課題/領域番号 |
16K02503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 青山学院大学 (2022) 神奈川大学 (2017-2021) 和洋女子大学 (2016) |
研究代表者 |
古屋 耕平 青山学院大学, 経済学部, 教授 (70614882)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アメリカ文学 / 十九世紀 / 英米文学 / 文学一般 / 文学論 / 英語圏文学 |
研究実績の概要 |
2022年度の研究実績は以下の通りである。 学会発表等については、2022年7月に青山学院大学経済学会において「十九世紀アメリカ文学における幸福の追求」というタイトルで発表を行った。本発表では、十九世紀半ば、アメリカン・ルネッサンスの作家たち、中でもラルフ・ウォルド・エマソン、ヘンリー・デイビッド・ソロー、ナサニエル・ホーソーン、ハーマン・メルヴィルのテクストにおける幸福に関する様々な言説を抜粋しながら、さらに同時代における都市の生活環境悪化、移民の増加、労働環境の悪化、住居費の高騰、郊外への移住、といったトピックとの関連について論じた。特に、移民の爆発的な増加と疫病の世界的な流行とゼノフォビアといったトピックについては昨年度から研究を続けてきたが、2022年度は扱うテクストを広げて作家横断的な分析を行った。 同時に2022年末にリリースされたChatGPTの文学研究に対する影響についての研究を開始した。生成AIの存在は本研究課題に対しても直接的・間接的に影響を及ぼすことは間違いないと思われるので、その利用方法について本研究課題に付随する研究を行った。研究成果の一部は既に原稿を提出済みであり、2023年6月に大学紀要で発表されることが決まっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本務校の移動により研究に割ける時間が取れなかったことが主な原因であると言わざるを得ない。また年度の後半まで海外の調査旅行は本務校の方で制限されていたことによる米国の大学図書館への調査旅行の予定を組むことができなかったことも大きな要因である。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は上に述べた十九世紀半ばの移民問題がもたらしたゼノフォビアと外国語に対する嫌悪感というテーマに焦点を当て、ハーマン・メルヴィル、ナサニエル・ホーソーンらのテクストについての研究を引き続き行う予定である。研究成果は論文あるいは共著の著作として年度中に何らかの場所で論文として発表したい。
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