研究課題/領域番号 |
16K02504
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
荒木 純子 学習院大学, 文学部, 教授 (20396831)
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研究分担者 |
田邉 千景 学習院大学, 文学部, 教授 (10316812)
中野 春夫 学習院大学, 文学部, 教授 (30198163)
吉野 由利 学習院大学, 文学部, 准教授 (70377050)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アメリカナイゼーション / アングロファイル / ピューリタニズム / 信仰復興 / ルイザ・メイ・オルコット / シェイクスピア / オースティン / ナショナル・アイデンティティ / 英米文化 / アメリカ感傷小説 / シェイクスピア劇上演 / ジェイン・オースティン / 文化コンテンツの再製 |
研究成果の概要 |
本研究の課題はイギリス起源のコンテンツが「アメリカ」ヴァージョンに作り替えられる英語圏文化で最も重要な現象のメカニズム解明を信仰復興、ジェンダー表象、シェイクスピア上演、オースティン受容の4部門で行うことである。それぞれ17世紀から20世紀の信仰復興現象と17世紀イングランドにおける「新世界」表象、18世紀感傷小説と19世紀家庭小説、17世紀から20世紀の英米におけるシェイクスピア上演、およびオースティンとオースティンの影響を受けた英米作品を分析することにより、「アングロファイル」の「アメリカナイゼーション」がたどった道とその過程で生み出される文化現象の複雑さ豊かさを描き出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、今日グローバルに拡散する英語圏文化の中でとりわけ受容される「アメリカ的」なものの軌跡を具体的かつ歴史的に明確に示したことにより、今後の英語圏文化受容研究にとって重要な基礎資料及び視座を提供することができた。 さらに本研究は4部門で個別的に具体的対象を分析することにより、信仰問題、シェイクスピア上演の地域ヴァージョン、英米のジェンダー表象、19世紀イギリス文学の受容に関して、従来の地域割り・細分化の視点とは全く異なる広い射程のもとに新たな成果を上げることができた。
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