研究課題/領域番号 |
16K02507
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
野口 啓子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (60180717)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 反奴隷制文学 / アメリカン・ルネサンス / ハリエット・ビーチャー・ストー / 反奴隷制小説 / 家庭女性の政治力 / デイヴィッド・ウォーカー |
研究成果の概要 |
本研究は、19世紀中葉のアンテベラム期に次々と発表された奴隷制を巡る言説を一つの文学ジャンルとして捉え、それが「もう一つのアメリカン・ルネサンス」を形成した可能性を探ったものであるが、本研究を通して反奴隷制文学がこの時代のみならず、独立革命後からアメリカン・ルネサンス期を経て、南北戦争後には「自由と隷属」という普遍的なテーマに形を変えて、現代文学の「主流」へと受け継がれた系譜が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで部分的にしか研究がなされていなかった奴隷制反対の様々な言説を、「反奴隷制文学」という一つの文学ジャンルとして捉えたことで、文学としての意義を付与できたこと、また、その「反奴隷制文学」が当時の政治のみと結びついた一過性の現象ではなく、「自由と隷属」という普遍的なテーマに形を変えて、現代文学に受け継がれていることを明らかにできた意味は大きい。
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