研究課題/領域番号 |
16K02520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
新田 よしみ 福岡大学, 国際センター, 講師 (80465723)
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研究分担者 |
肥川 絹代 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (20740674)
下條 恵子 九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (30510713)
C.SCOTT PUGH 西南学院大学, 文学部, 教授 (60244795)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | テクノロジー / アイデンティティ / ポストヒューマン / 音楽 / 写真論 / 空間認知 / 身体表象 / オートマタ / アンドロイド / 写真 / アーカイブ / 人間性 / 不死 / 芸術 / 19世紀アメリカ社会 / 鉄道 / 機械化 / 階級 / 英米文学 / 米文学 / 科学技術 / 人間表象 |
研究成果の概要 |
テクノロジーの隆盛がアメリカ文学に与えた影響を、各研究者の研究作家を中心としつつ、その文化的かつ社会的影響を通史的に論じることを目指した。「テクノロジーの隆盛」が「アメリカ文学」へ及ぼした影響を研究すると、その中心が産業革命前後の19世紀になりがちである。そのため、テクノロジー黎明期である18世紀の文学作品や文化史、20世紀や②1世紀に発表されたアメリカ文学作品にまで研究対象を広げた。そして「テクノロジー」と「人間表象」が相互補完しあっていることと、アメリカ文学(特にポストモダン作品)を研究する際には、双方からの視点が必要であるという結論に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テクノロジーの発達により、作品内での登場人物の表象のされ方が決定されるだけではなく、登場人物が理想の姿として表象されるべくテクノロジーを利用しているのではないかと仮説を立てて、「テクノロジー」と「アイデンティティ」は相互補完性を中心に研究を進めた。 現在AIなどの発達によって、改めて「人間とは何か」が問われているだけではなく、人々の生活のあらゆる面においてテクノロジーの影響が顕著となっている。「テクノロジーは人の在り方をどのように変えるか」だけではなく、「人が理想とする姿になるために、テクノロジーはどのように役立つか」という方向からの研究が可能であると示とすことができたと考えている。
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