研究課題/領域番号 |
16K02531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
重見 晋也 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (40303573)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ドイツ占領下フランス / 文芸誌ネットワーク / フランス南部 / 検閲 / ドイツ占領下フランス文化 / ヴィシー政権 / フランス文学 / ドイツ占領下 / フランス南部地域文芸誌 |
研究成果の概要 |
本研究は、ヴィシー政権成立以降にフランス南部地域で発行された文芸誌から、継続して刊行されていたことがわかっている文芸誌から四タイトルを対象として選び、それらの文芸誌を可能な限りフランスの図書館で保管されている原本を閲覧し、特に書評欄および文芸欄の調査をおこなうことで、四つの文芸誌それぞれの特徴を分析し、ヴィシー政権期およびドイツ占領下のフランス南部における文芸誌発行の広がりを確認した。本研究によって、同時代のフランス南部地域における文芸誌発行のネットワークの枠組みの存在を実証的に提示することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランスが第二次世界大戦においてドイツ軍に占領されていたことはよく知られている。本研究は、従来あまり顧みられてこなかったドイツ占領下におけるおけるフランスの文芸誌出版活動の中でも、特に当初ヴィシー政権下にありのちにドイツ占領下に組み込まれた南部地域に対象を限定し、それらの文芸誌が占領下においてネットワークを構成して活動していたことを明らかにしようとした。本研究の成果は最終年に研究代表者がフランスで行った口頭発表に代表されるようにフランスで高く評価されたが、それは文芸誌研究という新しい対象を開拓したことに加えて、これまで等閑視されていた資料を発掘したことにある。
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