研究課題/領域番号 |
16K02534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
坂本 千代 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80170611)
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研究協力者 |
リード マルティーヌ
高岡 尚子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ジョルジュ・サンド / スタール夫人 / デルフィーヌ / ルードルシュタット伯爵夫人 / ロマン主義 |
研究成果の概要 |
ジョルジュ・サンドとスタール夫人に関する研究の継続として、スタール夫人の回想録、彼女とサンドの18世紀から19世紀初頭を舞台にした作品中で、内容にフランス革命が関連するものを詳しく検討することによって、音楽、旅、革命(およびそれと関連する戦争、フリーメイソンの活動など)がそれぞれどのように結び付けられているかを、歴史的なパースペクティブおよびジェンダー論的な視点から明らかにした。申請者は3年の期間中にサンドに関する論文2本、スタール夫人に関する論文2本、学会発表1回、およびシンポジウムでの発表1回を行った。初期の目的を十分達成したと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は音楽と旅の両方をサンドとスタール夫人の性と国家を越える試みととらえ、さらにそれらとフランス革命との関係を中心課題に据えたユニークなものであった。研究成果である論文と学会発表は、ロマン主義研究の今後の研究で、19世紀ヨーロッパの精神風土に関する新たな知見を付け加えた。また、論文中の土地・住民・音楽の結びつきに関する考察、音楽とフリーメイソンとフランス革命の関係に関する考察等は「観光」や「音楽」というもののあらたなとらえ方を示唆するものである。
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