研究課題/領域番号 |
16K02539
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
梁川 英俊 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (20210289)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ケルト / フランス / 中世文学 / アンリ・ゲドス / 人種論 / ポール・ブロカ / エルネスト・ルナン / ロナン・カルヴェス / ケルト人種 / ラフカディオ・ハーン / ブルトン語 / カンペール / レンヌ / ケルト学 / 形質人類学 / 人種理論 / J.C.プリチャード / インディアナ大学 / フォークロア / ルヴュ・セルティック / 円卓物語 |
研究成果の概要 |
本研究は、19世紀のフランスにおけるケルト学の成立に関して、それが同時代の中世文学の復興の風潮と密接な関連性があることを、ヨーロッパで最初のケルト学の国際雑誌『ルヴュ・セルティック』に焦点を当てて明らかにした。また、このようなケルト学の進展は、言語学のみならず、当時のフランスで盛んに議論された人種論に少なからぬ影響を受けていることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在のケルト学は英米圏が中心であり、フランスにおいては一般に「外国の」学問とされ、「傍流」の扱いを受けている。しかし、ヨーロッパ最初のケルト学の国際雑誌がフランスで創刊されたことからも分かるように、19世紀のフランスではケルトは盛んな議論の対象となった。本研究は、このような動きが当時の中世文学の復興と関連しているばかりではなく、同時代の人類学におけるケルト人種論の影響を大きく受けていることを示した。
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