研究課題/領域番号 |
16K02542
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
村田 京子 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60229987)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 19世紀フランス文学 / ジェンダー / 造形芸術 / 美術 / 絵画 / モード / フランス革命 / 演劇 / 文学と造形芸術 / 女性作家 / エミール・ゾラ / ジョルジュ・サンド / 印象派 / 彫像 / 衣装 / 仏文学 |
研究成果の概要 |
ロマン主義文学(スタール夫人、バルザック、ジョルジュ・サンドなど)から自然主義文学(ゾラ、ラシルド、ゴンクール兄弟など)まで、19世紀フランス文学を作品と関連のある造形芸術(絵画・彫像)と密接に関連させて、ジェンダーの視点で読み解いた。とりわけ、19世紀に覇権を握ったブルジョワ階級の父権的な価値観に基づく「女らしさ」「男らしさ」の範疇から外れる人物に焦点を当て、どのような点で「女らしさ」「男らしさ」に欠けるのかを検証することで、当時のジェンダー観を浮き彫りにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本のフランス文学研究において、これまであまりなされて来なかった、ジェンダーの視点による作品分析を行ったことに本研究の学術的新しさがある。また、文学領域のみならず、美術の領域ともリンクさせた領域横断的な研究となっている。さらに、ホームページで本研究にかかわる講演会や論文の内容を発信するだけではなく、研究成果の一部を一般読者にもわかりやすい内容にして、教養書(図版も多数掲載)として出版することで、研究成果の公開を積極的に行っている。
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