研究課題/領域番号 |
16K02552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
長谷川 晶子 京都産業大学, 外国語学部, 准教授 (20633291)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | シュルレアリスム / アンドレ・ブルトン / 心霊主義 / 霊媒芸術 / アール・ブリュット / オートマティスム / ジョゼフ・クレパン / 仏文学 / 美術史 |
研究成果の概要 |
本研究は、シュルレアリスム芸術と理論における心霊主義の受容について、神秘体験の理論化と創作活動のモデルとして霊媒芸術が与えた影響という問題設定から明らかにすることを目指した。入手困難な資料を調査して分析するという文献学的作業を基本とした。雑誌、新聞や著作から当時の心霊主義の活動を再構成し、シュルレアリストたちの見解を参照しながらテクスト分析を行った。1920年代から1940年代に至るまで、霊媒芸術がシュルレアリスム運動の審美的な判断基準、理論、創作に対して影響を与えたことを論証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまであまり光の当てられてこなかった霊媒芸術が、1920年代から40年代までのシュルレアリスム運動の審美的な判断基準、理論、創作に対して影響を与えたことを明らかにした。加えて、本研究を進める過程で、ジョゼフ・クレパンというフランスの心霊主義を代表する画家に関するモノグラフを出版することによってフランス本国でもほとんど研究の進んでいない霊媒芸術の創作を日本で紹介することができた。
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