研究課題/領域番号 |
16K02556
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹峰 義和 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20551609)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | アドルノ / クラカウアー / フランクフルト学派 / 身体 / 自己省察 / メディア / 独文学 / 思想史 / 表象文化論 |
研究成果の概要 |
本研究は、「時間の空間化」という概念を手がかりとして、1920年代から30年代にかけてのアドルノおよびクラカウアーの芸術批評に共通して見られる〈空間と時間の相互陥入〉というモティーフを検証するものである。とりわけ彼らのテクストを、寓意・トポロジー・身体的知覚という三つの観点から考察するとともに、W・ベンヤミンとの関係や、同時代の言説を哲学的・芸術批評的な視野に納めつつ、ヴァイマル時代の哲学的・芸術的な布置状況のなかに置き直す。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究がフランクフルト学派の初期思想を検証するにあたって注目した〈空間と時間の相互陥入〉というモティーフは、20世紀以降の近代社会における急速なテクノロジー化の流れと深く関連しているが、その傾向は21世紀になってさらに加速化している。本研究から得られた理論的な観点は、メディア・テクノロジーと知覚の変容というアクチュアルな主題について考察するための新たな視座を開くものである。
|