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18世紀イタリア・オペラ台本の女性像に見る社会の変容と作者の創作理念

研究課題

研究課題/領域番号 16K02560
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関東京藝術大学

研究代表者

大崎 さやの  東京藝術大学, 音楽学部, 講師 (80646513)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード18世紀 / イタリア / オペラ台本 / 女性像 / 創作理念 / 社会の変容 / オペラ / イピゲネイア / 女性主人公 / ギリシア悲劇 / 古典の受容 / ゴルドーニ / 演劇 / 古典 / 伝統 / 革新 / 女性登場人物 / 台本作家 / 詩と歴史 / イタリア演劇 / ブゼネッロ / メタスタジオ / オペラ・セーリア / オペラと歴史 / 女性像の変遷 / メタスタージオ / オペラ・ブッファ / グルック / カルツァビージ / イタリア文学
研究成果の概要

本研究の目的は、ゴルドーニのオペラ作品を中心に、18世紀イタリア・オペラ台本の女性登場人物を分析、考察することを通して、そこに表れた社会の変容や作者の創作理念を探るものであった。その成果として、①台本に描かれた女性像に社会の変容と、それに伴う作者の理念の変化が表れていることが分かった。②台本作者が社会の変容を受けた自身の理念だけでなく、上演地や劇場の観客層を考慮に入れて、女性像に反映させていること、上演地や観客層により、描き分けを行っていたことが検証された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的には、18世紀のイタリア・オペラ台本に見られる作者の創作理念や社会の変容を探る研究は過去にも存在したが、それらを描かれている女性像を通して探るという手法は類を見ないもので、新たな台本研究の方法を示すことができた。
社会的には、研究期間の最後に参加者百名以上を集めた一般公開のシンポジウムを開催したことで、研究成果を社会に還元することができた。

報告書

(6件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (17件)

すべて 2021 2020 2019 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] ルイージ・リッコボーニの『演技術について』2019

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 雑誌名

      演劇学論集 日本演劇学会紀要

      巻: 67 号: 0 ページ: 109-128

    • DOI

      10.18935/jjstr.67.0_109

    • NAID

      130007617081

    • ISSN
      1348-2815, 2189-7816
    • 年月日
      2019-03-15
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ゴルドーニとオペラ・セーリア ーメタスタージオ作品との関係を中心にー2019

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 雑誌名

      東京藝術大学音楽学部紀要

      巻: 44 ページ: 1-15

    • NAID

      120006653399

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 《ポッペーアの戴冠》の解釈をめぐって -ブゼネッロによる地上の生の賛歌-2018

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 雑誌名

      早稲田オペラ/音楽劇研究

      巻: 1

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 《ポッペーアの戴冠》の台本作家ブゼネッロについて ー歴史上の人物を扱った最初のオペラ作家ー2018

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 雑誌名

      〈モンテヴェルディ生誕450年記念シンポジウム〉モンテヴェルディのオペラから広がるバロック・オペラの世界 報告書

      巻: 1 ページ: 7-10

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [雑誌論文] オペラ『アルチェステ』をめぐって : ヒロインの人物像を中心に2016

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 雑誌名

      イタリア語イタリア文学

      巻: 8 ページ: 49-70

    • NAID

      120005726229

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [雑誌論文] トニ・セルヴィッロ演出のゴルドーニ『避暑三部作』2016

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 雑誌名

      地中海学会月報

      巻: 394 ページ: 6-6

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] イピゲネイア主題の18世紀のオペラ台本 ―ローマ、ウィーン、ヴェネツィア、ロンドン、パリで上演された台本を例に2021

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 学会等名
      シンポジウム 「ギリシア悲劇主題の18世紀のオペラ ―イピゲネイア主題のオペラを起点として」
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] Rethinking Goldoni’s tragicomedy La sposa persiana through comparison with past Venetian theater works2019

    • 著者名/発表者名
      Sayano Osaki
    • 学会等名
      International Congress on the Enlightenment
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] イピゲネイアを主題とする劇の変容 ー18世紀のイタリアとフランスのオペラ台本を中心にー2019

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 学会等名
      二期会イタリア歌曲研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] イピゲネイア主題のオペラ台本について ―18世紀のイタリア・オペラとフランス・ オペラの台本を中心に2019

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 学会等名
      早稲田大学オペラ/音楽劇研究所バロックWG研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] イタリアの演劇人とフランス~演劇とオペラにおける文化交流2018

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 学会等名
      知求アカデミーオープンカレッジ
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ゴルドーニのオペラ『スタティーラ』をめぐって2017

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 学会等名
      「啓蒙とフィクション」研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 《ポッペーアの戴冠》の台本作家ブゼネッロについて ー歴史上の人物を扱った最初のオペラ作家ー2017

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 学会等名
      〈モンテヴェルディ生誕450年記念シンポジウム〉モンテヴェルディのオペラから広がるバロック・オペラの世界
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] ゴルドーニとオペラ・セーリア -メタスタージオ作品との関係を中心に2016

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 学会等名
      日本18世紀学会第38回大会
    • 発表場所
      愛知県立大学
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] 西洋比較演劇研究会編『ベスト・プレイズⅡ 西洋古典戯曲13選』2020

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 総ページ数
      784
    • 出版者
      論創社
    • ISBN
      4846018822
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 山下純照・西洋比較演劇研究会編『西洋演劇論アンソロジー』2019

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 総ページ数
      608
    • 出版者
      月曜社
    • ISBN
      4865030824
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 丸本隆・荻野静男・佐藤英・佐和田敬司・添田里子・長谷川悦朗・東晴美・森佳子編『キーワードで読む オペラ/音楽劇 研究ハンドブック』2017

    • 著者名/発表者名
      大崎さやの
    • 総ページ数
      450
    • 出版者
      アルテスパブリッシング
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2022-01-27  

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