研究課題/領域番号 |
16K02579
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
武田 雅哉 北海道大学, 文学研究科, 教授 (40216908)
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研究分担者 |
田村 容子 金城学院大学, 文学部, 教授 (10434359)
加部 勇一郎 北海道大学, 文学研究科, 専門研究員 (30553044)
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研究協力者 |
越野 剛
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 表象 / 中国文学 / 連環画 |
研究成果の概要 |
本研究は、20世紀中国のプロパガンダメディアである連環画(絵物語)および児童向け絵本を取り上げ、人々のイメージの生成と伝播、受容の様相を明らかにせんとするものである。研究期間中、年一回の研究会を開いて多くの研究者と学術交流をし、その成果を研究誌『連環画研究』にまとめた。またデータベース化に関する作業も行なった。 また、代表者の武田は関連書籍『中国のマンガ〈連環画〉の世界』を上梓し、連環画という素材が20世紀の中国研究にとって非常に重要な位置を占めるものであることを、一般に向けて広く示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
連環画は絵と文章とで物語をつづるメディアであり、時期ごとの政策や社会情勢が反映されるものであるため、人々の生活を知る上での恰好の素材であるが、研究対象として扱われてきた歴史が浅いこともあって、その研究に際しては、データベース構築や資料収集といった基礎的な作業が求められている。またその表現にも、映画や演劇、新聞や雑誌といった他のプロパガンダメディアや、中国絵画の伝統などが影響するため、多方面からのアプローチが必要な素材でもある。本研究は、そのような連環画の研究を、少しでも推進させるべく、年に一回の研究会を開催し、学術交流を行なった上で、その成果を雑誌にまとめて世に発信した。
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