研究課題/領域番号 |
16K02599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 道男 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (20187769)
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研究分担者 |
山下 博司 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (20230427)
佐藤 雪野 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (40226014)
藤田 恭子 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (80241561)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ディアスポラ・アイデンティティ / 文学のアイデンティティ修復機能 / ディアスポラの崩壊 / ディアスポラの紐帯としての文学 / 旧英領マラヤ / ズィーベンビュルガー・ザクセン / バナートのドイツ語文学 / チェコのロマと土地改革 / トランシルヴァニア / シラー祭 / チェコのロマ / 旧英領マラヤの華僑 / バナーとのドイツ系ディアスポラ / 文学のディアスポラ紐帯機能 / ズィーべンビュルガー・ザクセン / ディアスポラ解体 / ディアスポラからの離脱・復帰 / ルーマニアのドイツ系ディアスポラ / エギナルト・シュラットナー / ズィーベンビュルゲン / バナート / ディアスポラの解体 / ディアスポラ文学 / ルーマニアのドイツ人ディアスポラ / ジャカルタのヒンドゥー教徒 |
研究成果の概要 |
メンバーの専門領域であるルーマニアの二つのドイツ系ディアスポラ(ズィーベンビュルゲン及びバナート)、チェコのロマ、旧英領マラヤの華僑とインド系住民のディアスポラ問題という各分野の状況を踏まえ、それぞれのディアスポラ・アイデンティティの解体の危機に際して、文学が果たした抵抗作用を具体的に明らかにした。 これらをもとに、ディアスポラ・アイデンティティの解体の局面における文学による「記憶」の客体化について、ディアスポラ一般の振舞の傾向まで推測することが可能であることを示した。また、グローバル化の中でなぜディアスポラ集団の文学活動が熱を帯びる傾向にあるのかという問題に対する解答の一つを提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ディアスポラ集団の概念を最大限拡張しても、その集団の大きな紐帯である文学作品が、集団の解体を防ぐ方向に機能する傾向にあること、また文学自身の風化が新しい文学作品の産出によって食い止められ、新たな意味付けが行われることによって文学の機能が維持されることを示した。あらゆる民族がそのディアスポラ集団を抱えている現代において、この認識をもつことは重要であろう。
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