研究課題/領域番号 |
16K02611
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般
|
研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
渡辺 直紀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (80409367)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 韓国・朝鮮 / プロレタリア文学 / 植民地 / KAPF / 文学運動 / 植民地朝鮮映画 / 朝鮮 / 映画 / 植民地朝鮮 / 林和 / 芸術大衆化論争 / リアリズム小説批評 / 韓国 / 日本 |
研究成果の概要 |
本研究は、1920年代後半から1930年代後半にわたって展開された植民地朝鮮のプロレタリア文学・文化運動と日本の同種の運動との関係を明らかにしたものである。植民地朝鮮の文学全般と日本との関連様相を検討する研究はこれまでもいくつかあった。本研究では、そのうちプロレタリア文学の研究に特化して、韓国における日韓比較研究の成果を参照しながら、それらを日本の学界にも開き、世界のプロレタリア文学・文化運動の比較研究のための基盤整備をおこなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植民地朝鮮と日本のプロレタリア文学・文化運動の関連様相を究明する研究は、これまで主として、韓国のプロレタリア文学研究が、自国のプロレタリア文学を研究しながら、日本の1920-1930年代当時の議論を比較・検討の対象とし、時にそれらを韓国語に翻訳して基礎資料を作成するなどの作業を中心に行われてきた。本研究では、韓国主導で行われてきたそのような研究を、調査や研究会、シンポジウムなどの開催や、調査書・論文などの発表を通じて、日本のアカデミズムや言説空間に開くことで、日本でプロレタリア文学を研究する者や、諸外国で東アジアのプロレタリア文学の比較研究を行う者の研究に資するための基盤を構築した。
|