研究課題/領域番号 |
16K02622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
安藤 智子 富山大学, 人文学部, 准教授 (00345547)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | プロソディ / 方言 / 岐阜 / 遅上がり / 東濃方言 / 形容詞 / アクセント / 音声 |
研究成果の概要 |
東濃(岐阜県南東部)西部の方言の総合的な記述の一環として、音声的特徴について資料を収集し、分析を行った。最初に読み上げ式の音声録音により文中の語アクセントの記述を行った。それにより、京阪式の要素を含む内輪式東京式アクセントの性格が強いことを明らかにした。次に談話音声資料を収集し、そのリズムやイントネーションの特徴を音響分析を用いて統計的に解明した。明らかになった特徴の主な点は、冷静な発話においても文頭拍が延伸することと、頭高型以外の文頭のイントネーションの上昇が遅いことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義のひとつは、東日本方言と西日本方言の間に位置し、しばしば似非関西弁などの呼ばれることのある東濃地方(岐阜県南東部)の方言がどのような点でどちらと共通する特性を持つか、どちらとも異なる独自の特徴は何かを明らかにする点にある。また同時に、これまであまり注目されてこなかったマイナーな方言に光を当てることにより、共通語との違いや地域の文化としての方言の特徴を市民に知らしめることができ、地域の文化活動や教育に貢献するという社会的意義をもつ。
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