研究課題/領域番号 |
16K02630
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
品川 大輔 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (80513712)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 形態論 / バントゥ諸語 / キリマンジャロ・バンツー諸語(チャガ語) / 形態統語論 / 統語論 / 類型的多様性 / チャガ諸語 / 言語類型論 / マイクロ・バリエーション / 言語学 |
研究成果の概要 |
本研究課題は,個別言語の記述研究と,そこで得られた資料を基盤にした類型論的方法論による分析を両輪として,バントゥ諸語内部のミクロな類型的多様性―micro-variation―に関して新たな知見をもたらすことを目指した.その成果として,前者に関しては,ウル語およびロンボ語に関する142の文法項目に関する記述資料の刊行,後者に関しては,とくに焦点表示と否定表示に関するパラメータの連動関係に関する研究について,国際学会において発表し,また学術誌に投稿中である(共同研究者との国際共著論文として).
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンザニアの地方少数民族語であるウル語に関しては,これまで学術的な記述研究が行われておらず,本研究の成果として公刊した記述資料集は,この言語にとっての初めての体系的な文法記述である.また,ロンボ語については筆者による日本語の記述文法があるが,英文の記述資料はこれまで未公刊であり,その意味で世界のバントゥ語学者がアクセスしやすい形で,これまでの資料的空白を埋めることになった.また,バントゥ諸語ミクロ類型論の研究は,世界的な研究ネットワークのもとで現在展開しているところであるが,本研究課題はその一部を担うものと位置づけられる.
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