研究課題/領域番号 |
16K02634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
山崎 雅人 大阪市立大学, 英語教育開発センター, 教授 (00241498)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 認知言語学 / 文法化 / 試行マーカー / アジア諸言語 / 視覚動詞 / 試行相文法化 / 漂白化 / 保持化 / 主観化と間主観化 / ベトナム語などの中国周辺諸語との通言語学的研究 / 視覚動詞の試行相文法化 / 主観化 / 間主観化 / 言語学 / 類型論 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語、朝鮮語、中国語、モンゴル語、現代ウイグル語、ベトナム語とタイ語と文献言語の満洲語文語に対して、試行に用いる視覚動詞の機能の拡張度合いを比較し、北アジア、中央アジア、東南アジアの諸語に対して、東アジアの日本語と朝鮮語で文法化度合いがより進んでいると結論した。また、膠着語的構造の日本語、朝鮮語やアルタイ諸語と孤立語的構造の中国語、ベトナム語やタイ語との間で、その機能がクラスター的対比をなすと述べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語と似ている言語が近隣のアジア諸国にどのくらいあるのか、それはどのくらい似ているのかを日本社会に発信して行くことは、学術的・社会的意義がある。ことに、アジアの一言語である日本語と他のアジア諸語にはどのような類似する表現、とりわけ似た発想に基づく表現があるかを具体的な事例をもって示すことは、文字や語彙の借用のように歴史的交流以外にもアジア的発想の広がりを探る研究として、日本語を他のアジア諸語との関係性の中で適切に位置づける研究として意義があると考える。
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