研究課題/領域番号 |
16K02635
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 神戸市外国語大学 |
研究代表者 |
福嶌 教隆 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 名誉教授 (50102794)
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研究分担者 |
長谷川 信弥 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 教授 (20228448)
浅香 武和 聖心女子大学, 文学部, その他 (20516348)
吉田 浩美 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 客員研究員 (70323558)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | スペイン語(カスティーリャ語) / カタロニア語 / ガリシア語 / バスク語 / 音声学 / 音韻論 / その他の言語 / スペインの諸言語 / カスティーリャ語(スペイン語) / 外国語(中・英・仏・独除く) |
研究成果の概要 |
スペインでは、一般に「スペイン語」と呼ばれている「カスティーリャ語」以外に、カタロニア語、ガリシア語、バスク語などが用いられている。本研究では、日本スペイン語学セミナー第38回大会(2018年8月開催)で、これら4つの言語の音声・音韻的現象に関する研究級発表を行った。また2019年3月に、研究成果報告書を刊行し、4言語の音声・音韻的現象を14の側面から記述した対比一覧および6本の論文を発表した。さらに、これまでに本研究チームが作成した形態論に関する17の項目、総論・統語論に関する23の項目の対比一覧の再録と、日本における文献一覧を加えて、スペインの主要4言語に関する総合的な鳥観図を提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の第1の意義は、スペインで用いられている4言語(スペイン語、カタロニア語、ガリシア語、バスク語)の音声・音韻的現象について一目で見渡せる鳥観図を示したことである。これまでに本研究チームが行った統語論、語彙論、形態論の研究とともに、いわば「スペインの諸言語のロゼッタ・ストーン」を構成している。このような研究は少なくとも我が国には前例がない。研究成果報告書は日本各地の研究機関や言語学者に無償配布され、これまでの報告書とあわせて大いに活用されている。第2の意義は、本研究チームの構成員がそれぞれ専門とする言語について、音声学・音韻論に関する研究論文を発表し、学術的貢献を行ったことである。
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