研究課題/領域番号 |
16K02657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 博人 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (20114796)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | スペイン語学 / 言語データ分析 / 古スペイン語文書 / 相対年代学 / スペイン語古文献 / 歴史言語学 / 社会言語学 / スペイン語古文書 / 対応分析 / 古スペイン語 / スペイン語史 / 多変量解析 |
研究成果の概要 |
多変量統計手法を用いてスペイン語史の諸相を実証的に明らかにする。資料はスペイン、アルカラ大学の研究グループ(Pedro Sanchez-Prieto Borja代表)が作成した「1700年以前のスペイン語文書コーパス」Corpus de Documentos Espanoles Anteriores a 1700(計1500文書)と、上田が作成したデジタル資料「手稿・印刷本の文字」Letras Espanoles en Manuscritos e Impresos (計28冊)を用いる。年代ごとに抽出された言語特徴はスペイン語史研究のための基礎的な資料になる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来のスペイン語研究の成果には、特定の資料について、その言語特徴を網羅的に集めたものが多い。幅広く言語史を俯瞰する研究もあるが、そこでは特定の特徴を例としてあげるだけで、その統計的な検証は行われていない。頻度や分散さえも提示されていないこともある。また、資料については、多くの場合、すでに刊行された本や資料集が使われているため、その表記の基準が異なり、厳密な比較を困難にしている。 本研究では、従来の研究の方法と資料の扱い方の不備を補うべく、方法に情報科学と数理科学の成果を取り入れ、厳密な転写方式に統一した、新しい文献学の資料を駆使し、研究成果を順次発表していく。
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