研究課題/領域番号 |
16K02658
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
片山 晶子 東京大学, 教養学部, 特任講師 (10622805)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アウトライアー英語使用者 / ナラティブ / 言説 / フーコー / 社会言語学 / アウトライアー / 英語使用者 / 言説研究 / ミシェル・フーコー / 英語使用 / 社会経済階層 / 格差 / パワー / 複数回インタビュー / テーマ分析 / AILA / AAAL / 英語教育 |
研究成果の概要 |
本研究では大規模社会調査データが示した日本人の非典型英語使用者(高卒・地方在住・ホワイトカラーでない・高所得でないが英語を日常的に使用している)男性2名女性2名を、2年間1人3回にわたって長時間録音インタビューをし、生活・職業の中での英語使用、教育歴、将来の展望・英語や英語教育への意見を自由に物語ってもらった。研究参加者の自分語り(ナラティブ)は全て書き起こしテーマ分析を行った。分析は主としてフーコーの言説理論に導かれた。研究参加者の物語には、英語運用能力が社会的成功に結びつかない経験と、複数の、時に相対立する言説(言語によって表され再生産され、それを言うものを縛る考え・慣行)がみとめられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は前の研究(典型的英語使用者のナラティブ)と合わせて最終的な成果物とする予定なので現在の研究成果は部分的なものである。 現段階での研究成果として重要なものは、2016年4月から2019年3月の3年間に合わせて5回行った国際学会での発表である(詳細後述)。具体的にはデータに見られたGlobalization言説・在日米軍基地の町におけるアフリカ系米国人ファッション等の影響を受けた「B系言説」・「英語は女性を救う」言説などについて論じた。また旅館で英語が母語でないアジアからの泊まり客に英語で接客をする女将のナラティブに現れた英語習得と英語使用をアフォーダンスの理論を使って考察した。
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