研究課題/領域番号 |
16K02668
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
カン ミンギョン 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (30510416)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 結果構文 / 使役構文 / コロケーション / コーパス |
研究成果の概要 |
結果構文には、語彙的に結果状態を含意している動詞によるもの(本来的・弱い結果構文)と、語彙的に結果状態を含意しない動詞と他の結果述語との結びつきによるもの(派生的・強い結果構文)がある。後者の場合、具体的にどのような動詞と結果述語の結びつきが結果構文を形成し、またそれらが実際の言語使用においてどのように用いられているかを分析することが重要である。本研究では、コーパスデータを用いて、結果構文を形成する「動詞+結果語句(主に形容詞の場合を例に)」を分析し、関連構文も含めて考察を行った。さらに、結果構文と使役構文の接点を捉え、両構文の相互関係を記述することを試みた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
結果構文については従来、作例と内省に基づく理論的研究を中心に行われてきたが、本研究では大規模コーパスを用いてコロケーションの観点から、ドイツ語の結果構文を形成する「動詞+結果述語」を調査・分析を行った。これにより、実際の言語使用におけるコロケーションの観点から、結果構文の使用実態の一部を具体的に明らかにすることができた。また、関連表現・構文に関する新たな問題提起を示すことができた。これは方法論的に、コーパスデータを用いた構文分析の新たな可能性を示すものである。
|