研究課題/領域番号 |
16K02669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 神戸市外国語大学 |
研究代表者 |
西村 周浩 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 客員研究員 (50609807)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ラテン語 / イタリック語派 / 印欧祖語 / 派生接辞 / アスペクト / 音韻変化 / 動詞派生名詞 / 完了 / Numa / humi-rule / アクセント / 結果相 / サベル諸語 / 最上級接尾辞 / シンコピー / 複合語 / 接尾辞 |
研究成果の概要 |
印欧語族を扱う比較言語学は、紀元前4千年紀に存在したとされる「印欧祖語」を理論的に再建し、そこから諸々の言語が分岐したと考える。それゆえ、個々の語派・言語の歴史は、最古の言語資料が現われるよりも前の時代に遡ることができる。本研究は、ラテン語を含むイタリック語派が、印欧祖語からどのような通時的推移を経たのか、その中間段階にアプローチし、音韻・形態・意味の面においてバランスよく成果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日常何気なく使っている言語。我々の目には終始変わることのない一様な実体のように映ることがある。しかし、その背景には長い歴史が横たわっており、その過程で言語はあらゆる面についてその姿を変えている。これは未来についても当てはまることである。つまり、人間の営みは、細波のように揺れ続ける言語の上に成り立っていると言える。言語の歴史の一端を明らかにするということは、学術的好奇心を満たすだけなく、揺らぐ言語に支えられる社会とは何なのかを見つめるきっかけとなるだろう。
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