研究課題/領域番号 |
16K02671
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
鈴木 慎吾 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 講師 (20513360)
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研究分担者 |
矢放 昭文 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 招へい研究員 (20140973)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 切韻 / 韻書 / データベース / 中国語学 / 音韻史 |
研究成果の概要 |
中国語音韻史の中心資料である隋唐期の韻書、いわゆる『切韻』系韻書について、現存する残巻資料のすべてのテキストをデータ化し、検索及び閲覧可能なウェブシステムを構築した。またこれを、すでにウェブ上で公開済の中古韻図(『Web韻図』)および『切韻』佚文検索システムと統合し、合わせて『切韻』系韻書総合データベースとして公開した。これにより、ウェブ上において中古音資料をテキスト、音韻の両面から扱うことが可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『切韻』は中国語音韻史研究に関してのみならず、国語音韻史の立場からもきわめて重要な基本資料であり、日中両国において盛んに研究がなされてきた。 『切韻』残巻研究は、佚文研究と並行して行われることが望ましく、これら両面から研究を進め、またその成果を連携させた形でウェブ上に公開し研究の共通基盤とすることには大きな社会的意義があると言えよう。またこの『切韻』残巻に特化した電子化事業は、古典テキストの電子化が盛んな中国でもまだ行われていないようであり、先手を打った着手が望まれていたところでもあった。
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