研究課題/領域番号 |
16K02677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
王 安 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (70580653)
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研究分担者 |
上原 聡 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (20292352)
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研究協力者 |
藤原 祐子
大薗 正彦
野澤 督
野呂 康
由比 俊行
三井 麻央
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 認知類型論 / 実例データベース / 感情表現の構文パターン / 感情の概念化 / 認知様式 / 感情表現の多様性 / 感情表現 / 構文パターン / 感情の捉え方・認知様式 / 構文パターンの傾向 / 英、独、仏語 / 感情の捉え方 / 実例調査 / 主観性 / 言語類型論 / 6言語 / 構文パターン分析 / データベースの構築 / 人称制限と感情の捉え方 / 感情表現の普遍性と相違点 / 構文パタン / 認知言語学 / 多言語の実例データベース |
研究成果の概要 |
本研究は言語体系が異なる日韓中英仏独の6言語の感情表現について、ソートや検索が可能な実例データベースを構築し、収集された言語事実に基づいて、通言語的かつ体系的に感情表現の意味特徴と用法を考察することを可能にした。データの整理・分析を通して、通言語的な観点から感情表現における先行研究の指摘を検証・修正できただけでなく、感情表現における新たな共通点・相違点及び感情が言語化される際に見られる傾向を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は形態類型的に異なる6言語の実例からなるデータベースの構築により、従来の作例に基づく分析に比べ、より客観性と説得力を帯びた分析結果を提供できた。このデータベースによって言語事実に基づく感情表現の言語間の比較が可能となり、通言語的・体系的に感情表現の意味特徴と用法を検討することができるようになった。結果として、5言語を中心とする感情表現構文パターンの使用傾向およびそれぞれがどのように感情を概念化しているのかを考察することによって、感情と言語の間の関連性を見出した。
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