研究課題/領域番号 |
16K02681
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
秋谷 裕幸 愛媛大学, 法文学部, 教授 (10263964)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中国語 / 語彙史 / 音韻史 / 身体名称 / 祖語再構 / びん語 / びん東区方言 / 方言 / 身体名称語 / 方言学 / 語源辞典 / 比較辞典 |
研究成果の概要 |
(1)論文「編纂漢語方言比較詞典的設想―以《びん東区方言比較詞典》為例」において中国語方言語彙史の方法論的検討を行った。 (2)びん語びん東区方言群における身体名称語27語につき、その祖語を再構し、そこから現代びん東区方言への変化過程を跡づけた。 (3)寿寧、福安、屏南、福清4方言のデータを集成した著書『びん東四県市方言調査研究』を完成させた。中国上海市の上海教育出版社から出版される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
語源辞典は言語の歴史的研究にとってきわめて重要であるにもかかわらず、中国語方言学の領域ではその編纂が試みられたことがなかった。本研究は研究上のこの空白部分を、びん東区方言群の身体名称語を例として埋めようとする試みである。4年間の研究期間中に、びん東区方言における計27語の身体名称語(頭;口;唇;舌;歯;ひげ;首;指;親指;小指;爪;腹;へそ;唾液;鼻;尻;肛門;胎盤;睾丸;陰嚢;女性器;目;目玉;涙;目やに;膝)の語彙史を構築した。本研究は、来たるべき、中国語方言語源辞典編纂の出発点となるとともに、comparative methodを用いた音韻史研究の中国語方言学における実践例ともなる。
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