研究課題/領域番号 |
16K02688
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 新潟県立大学 |
研究代表者 |
福嶋 秩子 新潟県立大学, その他, 副理事長 (80189935)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 言語地図の総合 / 言語地図の比較 / 言語変化 / 準体助詞 / 動詞の活用体系 / 方言辞書の活用 / 言語地理学 / 新潟方言 / 徳之島方言 / 出雲方言 / 日本語 / 言語地図 / 琉球方言 |
研究成果の概要 |
多数の言語地図があるとき、類似の分布パターンを示す言語地図を総合することで、その地域のことばの歴史が見えてくる。また、異なる時期に調査された言語地図や異なる世代を対象とした言語地図を比較することで、言語変化が明らかになる。この言語地図の総合と比較の方法を組み合わせた実践として、新潟方言における準体助詞(「大きいの」、「行くのだろう」などにおける「の」)の分布と変化を明らかにするため、多様なデータを様々な作図法で地図化した。また、奄美徳之島方言の動詞の活用体系の変化が地理的分布としてあらわれる事例として連用形と禁止形の地図を作成し発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究期間に言語地理学の理論と方法について英語で発表したり講義したりする機会があった。日本語に限らず、様々な言語の研究で言語地図を活用することの意義を国内外の若手研究者に知ってもらうことができた。今後は、言語地理学調査資料に加えて方言辞書の活用も視野に、様々な言語データを地図化し、方言の分布と変化の状況を明らかにするため言語地理学を推進していきたい。
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