研究課題/領域番号 |
16K02699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 多摩美術大学 |
研究代表者 |
高梨 美穂 多摩美術大学, 美術学部, 准教授 (70756155)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 認知言語学 / ダイクシス / 直示動詞 / usage-based model / 使用依拠モデル / 言語習得 / 移動事象 / 言語学 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトでは、子どもが直示動詞である「行く」「来る」をどのような過程を経て習得し、大人の母語話者と同様の理解を示す時期はいつであるのかを明らかにするため、認知言語学の使用依拠モデルの枠組みから研究を行った。研究方法は、コーパスによる縦断研究と、ビデオ実験による横断研究を取り入れ、多角的に分析した。研究結果から、「行く」「来る」の習得には個人差もあるが、一定の連続性が見られた。そして、全体的にほぼ大人と同様の使い分けができるようになるのは、10才から12才程度であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「行く」「来る」は基本語彙であると同時に直示動詞でもあるため、本研究によって、言語の基本的機能とその習得メカニズムを明らかにできる。延いては、言語と一般認知能力との関係解明にも貢献できる。この点が学術的に意義があるといえる。また、母語の習得メカニズムへの解明に繋がることから、母語話者の言語習得(国語教育)、外国語習得(日本語教育や日本語母語話者の外国語習得)等の応用言語学の分野へも寄与できると考える。
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