研究課題/領域番号 |
16K02703
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
石原 忠佳 創価大学, 文学部, 教授 (10232331)
|
研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ベルベル語辞典 / モロッコ / Amazigh / Tamazight / Tarifit / Tashelait / ティフィナグ文字 / タリーフィート語 / リーフ山脈 / アトラス山脈 / CSIC / Tifinagh / IRCAM / ベルベル語諸方言 / Tamazight / リビア文字 / 音韻的弁別特徴 / 口語の文字化 / アラビア語とベルベル語 / Tashelhait |
研究成果の概要 |
ティフィナグ文字を併用したベルベル語辞典編纂のため、スペイン国立グラナダ高等学術研究所図書館(CSIC)および在モロッコ テトゥアンAbdelmalek Essadi大学付属レルチュンディー研究所図書館の二ヶ所を研究拠点とし、①館内に蔵書として保存された写本を比較対照し、ティフィナグ文字に関する独自のデータを構築した。②次に北モロッコのリーフ山地一帯で調査を実施し、ティフィナグ文字で刻まれた碑文を検証した。③そのうち解読可能なものを選別し、文字の変種(バリアント)を記録した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界には多くの言語があるが、それらすべての言語の辞典が編纂されているわけではない。その理由にはまず、話者数がきわめて少ないこと、さらには文字を持たない話し言葉であることなどがあげられよう。ベルベル語もこうした言語の一つとされてきたが、実際には独自の文字を持っていることが、2000年以降は明らかになった。本研究の最終的目標は、各地で話されているベルベル語変種を総括し、ティフィナグ文字を併記したベルベル語辞典を刊行することである。こうした試みは、少数言語の研究に携わる研究者にとって、今後新しい方向性を示せると考えている。
|