研究課題/領域番号 |
16K02715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
馬場 俊臣 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (70218668)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 接続表現 / 接続詞 / 複合接続表現 / 文体 / コーパス / 文章・文体 |
研究成果の概要 |
文章・文体研究分野での接続表現研究の可能性を広げるために、コーパスを活用した探索的研究を行った。課題と成果は次の通りである。(1)『現代日本語書き言葉均衡コーパス』の形態論情報「接続詞」の解析精度の調査を行いその問題点と留意点を明らかにした。(2)文体と接続表現の使用に関する調査を行い次の3点を明らかにした。(a)学年別、教科別等の観点による教科書の接続詞の使用特徴、(b)接続詞の文体差の数値化及びその有用性、(c)助詞・助動詞で始まる複合接続表現の文体差の数値化及びそれらの文体的特徴。(3)複合接続表現の調査方法の問題点の検討を行い、文境界情報の利用の得失を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語研究においては、近年コーパスを用いることによって、以前とは質的に異なった新たな多くの研究成果が得られてきている。本研究において、コーパスを用いた接続表現研究の方法の精緻化に関わる知見の提示や接続表現の文体研究における新たな指標の提示などを行うことによって、コーパスを用いた文章・文体研究の進展に寄与することができ、学術的意義を持つ。また、こうした知見や指標などは国語教育や日本語教育の研究や実践とも深く関わっており、教育面へ活用できるという社会的意義を持つ。
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